投稿者:福岡県 30歳 はしもとさん
これは私が大学1年生の時。
友人たちと地元の滝の名所に行ったお話です…。
友人たちとは高校3年生まで一緒のクラスで頻繫に、カラオケや買い物などに行っていた仲であり高校卒業後はそれぞれの大学や専門学校へ進学しました。
夏休みになり、久しぶりに会ってどこかで遊ぼうか!
ということになりました。
福岡の夏はかなり暑く…
海は人が多すぎるだろうと思い、地元で有名な滝に行くことになりました。
その滝は私たちのような若者や家族などが涼みにくる名所になってはいますが実はその滝は
知る人ぞ知る、心霊スポットでした…。
明るい時に行くし、実際に行くと涼みにきた人達で若干の賑わいを見せていたので、安心していました。
私の家系は比較的、霊感が強い家系になりますが私自身はそれほど強くなく、人に見えないものが見えたり、感じたりすることはありません。
だからこそ、みんなと同じように楽しむことができました。
1~2時間ほど涼んでから帰る時に、「あ~、涼しかった。また集まっていこうぜ!」と久しぶりに会う仲間たち全員と非常に楽しい時間を過ごし、解散したのを今でも覚えています…!
しかし、ここからまさかあのようなことが起きるとは夢にも思っていませんでした。
みんなと解散した私は家に帰りました。
いつもなら帰ったら一人なのですが、この日は珍しく自営業の母が早めに仕事が終わったのかキッチンで料理をしておりました。
その母に
「ただいま~」と言うと、
「おかえり~」と返事があり続け様に私が今日あった出来事を母に話そうとした時、その瞬間がいきなり訪れました。
母が私の話を聞こうと私と目が合った瞬間、母は私を払いどけ…
トイレに駆け込み、そして、そこから吐き続け…
ずっと唸っていました。
吐くと唸るを何回も繰り返す母に何があったのか?
と聞いても返答がありません…
やっと返事がきたかと思うと「急いで父に電話して、電話を変わって!」
と言われました。
父も自営業ということもありなかなか電話がとれず…
やっと繋がって状況を説明し母に変わりました。
その後、父は一目散に家に帰ってき私に自分の部屋に戻るように言い、母の元にかけよりました。
そこから私は自分の母親から聞こえる普段と違う声のようなものにびくびくしていたのを今でも鮮明に覚えています。
そこから、どれくらい時間が経ったのでしょうか…
いきなりその声が聞こえなくなると、父が私の部屋にきて母は落ち着いて寝ている。
と言われ怖い気持ちと安心が一気にきたことも強く覚えております。
父に内容を聞くと私がとんでもない何かを家に連れ帰ってきていたようで…
その何かが霊感が強い母に移ったとのことでした…。
訳を聞いた後、私も霊障を受けないように父から簡単にお祓いをしてもらい
その日を終えました。
次の日に母はなんともない顔で起きてきましたが…
今回の事で安易に心霊スポットに行くことは絶対に止めたほうが良い…
そう思ってしまいました。